お問い合わせの多いお悩みをご紹介します。
個人個人で違うことも多くあります。
困ったことや解決できないことはお近くの相談室で来室の上、おっぱいの状態、赤ちゃんの状態、授乳の状態をみてもらい、ご相談ください。
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夜間も3時間以上あけないようにしましょう。
授乳中は、オキシトシンとプロラクチンというホルモンが分泌されます。この中でも、プロラクチンは夜間のほうがよく分泌されます。夜間に飲ませることで、プロラクチン濃度が上昇し、母乳分泌が維持され乳房トラブルの予防にもつながります。赤ちゃんが何か月になったから、離乳食が始まったからという理由で夜間の授乳をなくすこと、授乳回数を減らすことはありません。赤ちゃんがぐっすり寝ているとお母さんも起きにくいと思いますが、もしミルクを眠る前に足しているようなら控えめにして、3時間で起きるサイクルを作ってみるといいでしょう。授乳中のお母さんはプロラクチンの作用によって夜間起きても短時間で深く眠れる仕組みになっています。 -
直接飲めない時には、手搾乳を3時間毎にすることが、飲みやすくするために役立ちます。
乳頭の形(陥没乳頭や扁平乳頭など)によって、産後すぐから直接授乳ができない場合があります。まずは、なめるだけでもいいので、お母さんのおっぱいのにおいや味を知ってもらうことから始めましょう。大泣きしてしまう場合には無理せず、お母さんは3時間ごとに搾乳しましょう。できれば、搾乳機ではなく手搾乳がおすすめです。搾乳することで乳房を柔らかく保ち、赤ちゃんの機嫌がいい時に授乳の練習をしていきます。
母乳をあげようとするときに、胸の中で赤ちゃんが泣いてしまうのは、お母さんにとってショックなことです。肉体的にも精神的にも疲れるでしょう。周りのサポートを整えて専門家に相談できると道筋が見えてくるでしょう。 -
赤ちゃんとお母さんが心地よいと思う授乳をしましょう
授乳は8回以上します。余計な力が入ると腱鞘炎や腰痛、肩こりなどの原因になります。お母さんと赤ちゃんがゆったりリラックスしてあげられるようにしていくといいでしょう。
お母さんの姿勢のポイント
①楽な姿勢をとります
②肩の力を抜きリラックスして座ります
抱き方のポイント
①赤ちゃんの顔が乳房と向き合い、赤ちゃんの耳・肩・腰のラインがまっすぐになります
②お母さんと赤ちゃんのお腹を密着させます
③赤ちゃんの口とお母さんの乳頭が同じ高さにします
含ませ方のポイント
①乳頭で赤ちゃんの下唇を触り、口を開けましょう
②大きい口を開けた時に、乳輪すべてを含むように深く含ませるようにします
③唇が巻き込まないように朝顔の花びらのように唇をめくりましょう<交差抱き>
①飲ませる乳房と反対の手で児の首筋から方、背中をまっすぐに支えます
②飲ませる乳房と同じ手で乳房を支え、児が口を大きく開けたら乳頭を含ませます
※月齢が浅い時期に飲ませやすい抱き方です。乳房側の手が疲れやすいので、交差抱きから横抱きに移行してもいいでしょう。<横抱き>
①赤ちゃんのお顔と体がまっすぐお母さんに向き合っているか確認します
②飲ませるほうの乳房と同じ側の腕で赤ちゃんを支え、反対の手で乳房を大きく持ちます。
③赤ちゃんを引き寄せ、口が開いたら乳頭を入れます。<逆抱き>
①クッションやひじ掛けを利用して、赤ちゃんの口とお母さんの乳頭の高さを合わせます。
②飲ませる方と同じ側の手で、赤ちゃんの足がお母さんの背中側に来るように抱っこします。
③飲ませるほうの乳房と反対側の手で乳房を支えます。
④赤ちゃんを引き寄せ乳頭を含ませます。<クッションを使用しない飲ませ方>
①お母さんが背筋を伸ばし楽に座ります。
②赤ちゃんの頭が飲ませる乳房側にくる向きでお母さんの太ももの付け根に座らせます。
③飲ませる乳房側と反対の手で赤ちゃんの背筋から肩、背筋をまっすぐ支えます。
④飲ませる乳房と同じ手で乳房を支え、赤ちゃんが口を大きく開けたら乳頭を含ませます。
⑤乳房を支えている手を放し、赤ちゃんの背中からおしりを抱えるように支えます。
※外出などクッションがない場合に便利です。赤ちゃんと目が合いやすく自然に飲ませやすい授乳姿勢です。お母さんが猫背になったり、赤ちゃんが顎を引いていると安定しにくく、浅飲みになりやすいので注意しましょう。月齢が小さい赤ちゃんはおしりの下にバスタオルなどを敷くと高さが合いやすいでしょう。②の手は安定していれば外しても大丈夫ですが、首が座らないときは軽く支えてあげると安定します。
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赤ちゃんの浅飲みが原因のことが多いです。飲み方を確認しましょう。
乳頭の含ませ方が浅くて乳頭の先にだけ吸い付いてしまっていることや、授乳時間が長いことが原因にとして多いようです。赤ちゃんの口は乳輪がしっかり隠れるくらい深くくわれているか、朝顔のように上下唇がめくれているか確認してみましょう。赤ちゃんが上手に飲んだ時は、口をはずしたあとの乳頭がきれいな丸い形をしています。飲み終わった後、乳頭の形を見てみましょう。傷の方向を赤ちゃんの口角にもっていく抱き方で授乳すると痛みが和らぐこともあります。傷が治りにくい時には、浅飲みが続いている場合やそのほかの原因が考えられます。近くの桶谷式乳相談室へご相談ください。 -
周囲からのミルクを勧められても、母乳で育てたいと思われていること、素晴らしいですね。
母乳のすすめのページにも母乳のメリットが挙げられていますが、世界中で母乳の研究で優位性が証明されています。
ご主人の中には、客観的なデータを見ると母乳の良さを納得してくれる方も多いです。今後母乳育児の良い支援者になってくれると、いいですね。
母乳栄養児にビフィズス菌優勢な腸内フローラが作られる仕組みhttp://www.qlifepro.com/news/20170411/how-breast-feeding-nursing-children-make-bifidous-bacteria-dominant-intestinal-flora.html
授乳方法と腸内微生物叢による乳児摂食習慣と肥満リスク
https://jamanetwork.com/journals/jamapediatrics/article-abstract/2683259
母乳育児と知能の影響
https://jamanetwork.com/journals/jamapediatrics/fullarticle/2476761?resultClick=3
喘息、アトピー性湿疹の母乳育児の効果
早産児の母乳の感染予防
https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2585976
母乳が中耳炎に対して保護的作用
https://www.jpeds.com/article/S0022-3476(94)70302-7/abstract
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手がかりはオムツのぬれぐあいと赤ちゃんの飲み方です。
まず、赤ちゃんが飲む量ですが、これは1回1回違うものです。ある研究調査によれば、体重換算で1回に200g以上飲むこともあれば、5gしか飲まないこともあり、特に生まれたばかりのころは、赤ちゃんもお母さんも授乳に慣れていませんから、このムラは目立つものです。ただし、1回1回に飲む量が違っても、1日に飲む総量はほぼ一定だということを覚えておいてください。
目安としてわかりやすいのは、おしっこの量です。「おしっこの量=飲んだ母乳の量」ではありませんが、かなり近いものがあります。1日に布オムツなら6枚、紙オムツなら5枚以上オムツがしっかり濡れていて、色が薄く臭いも強くなければ、赤ちゃんは母乳を十分に飲んでいると言えます。
赤ちゃんの様子も大事なチェックポイントです。機嫌や皮膚の色はどうか、手足をよく動かすか、泣き声は元気か、母乳を1日に8回以上は飲んでいるか、母乳を飲むときに時々のどを鳴らしているかなどをチェックしてみましょう。赤ちゃんが元気でおっぱいをゴクゴク飲んでいる音が聞こえていれば、十分な量の母乳が飲めていることが多いのです。心配であればお近くの母乳育児相談室へお越しください。
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生まれたばかりの赤ちゃんは、お腹の外の環境に慣れていないためよく泣きます。お母さんが抱っこすると「待ってました」とばかりにおっぱいを探します。そして一生懸命に吸いつき、安心します。特に1-2か月はそういう時期です。お母さんは授乳と抱っこの繰り返しの生活になります。ご家族に協力をお願いしましょう。
赤ちゃんは必ず成長します。だいたい生後2-3か月ごろになるとお母さんの催乳感覚と赤ちゃんの授乳のリズムがうまく一致して、ある程度定期的な授乳になってきます。特に赤ちゃんの体重が4.8㎏を超えるとさらに安定しやすくなります。泣くたびにおっぱいをあげるのは大変ですが、安定するまでご家族と一緒に頑張りましょう。
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Q3でもあるように、授乳中は、オキシトシンとプロラクチンというホルモンが分泌されます。この中でも、プロラクチンは夜間のほうがよく分泌されます。と同時にこのプロラクチンは、1日に8回以上の授乳を続けていたほうが次の授乳までに母乳の分泌の低下を防ぐ働きをします。そのため、桶谷式では、昼夜とも3時間開けずに授乳することをお勧めしています。とくに、夜間に飲ませることで、プロラクチン濃度が上昇し、母乳分泌が維持され乳房トラブルの予防にもつながります。
夜間の授乳が、苦痛のこともあると思いますが、授乳中はむしろプロラクチンというホルモンの作用により、目覚めやすく寝つきが良くなるといわれていて、夜間の授乳にも適応するといわれています。そのため、夜間に授乳していても、体調が良く活発に活動することが出来るのです。しかし、トータルの睡眠不足は、母乳の分泌を低下させるとも言われているので、お子さんとお昼寝をして、睡眠不足を補ってください。
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生後半年過ぎると、それまで寝つきが良かったのに、寝つきが悪い時や、夜泣きに悩まされることがあります。抱っこやお母さんにピッタリくっついていると安心して眠ります。添い寝は、問題ないです。また、夜間頻回に母乳を欲しがる場合は、おしゃぶり代わりにならないように気を付けて授乳しましょう。
母乳をあげながらの寝かしつけ(添い乳)は、起き上がらずに授乳できるため、寒い時期や夜間授乳のとき、ついついしがちなことです。しかし、正しい姿勢の授乳でないので、乳房や乳頭をつぶしたり母乳がたまりがちとなり、お勧めしません。赤ちゃんにとっても鼻をふさがれて
危険なこともあります。添い乳は乳房・乳頭をゆがめて飲ませるため、母乳の出方にムラが出たり、詰まらせたりしてトラブルの原因になります。また、お母さんも不自然な姿勢のため肩や首も凝り、眠りながらの授乳は、片側授乳になることもあり、トラブルの原因になることもあります。できるだけきちんと抱っこして飲ませましょう。
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左右の乳房を交互に合計で20-30分を目安に飲ませます。
赤ちゃんに飲ませ始めると、しばらくして乳汁が作られてきます。
赤ちゃんは、作られた乳汁を口を大きくゆっくり動かし飲み始めます。
個人差はありますが、この乳汁の作るリズムに合わせてだいたい5分を左右交互に1~2クール、合計で20-30分を目安に飲ませます。
乳汁は両方の乳房に作れられます。片方のみ長く飲んだり、毎回片方のみになってしまう場合は、飲まれてないほうに乳汁が溜まりトラブルを起こすことがあります。一回の授乳で両側飲ませるようにしましょう。赤ちゃんが途中で眠ってしまい片方のみになってしまう場合は、一度抱きなおして、ひと休みしてからもう一度飲ませてあげましょう。
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授乳後は、げっぷが出るものと思いがちですが、必ず出なくても大丈夫です。
深く乳頭をくわえて母乳を飲めたとき、一緒に飲み込む空気量が少ないので、げっぷが出ないことがあります。
赤ちゃんが母乳を飲んでるときに、空気が漏れているような音を立てて飲んでいる場合や、乳頭の含み方が浅い場合には空気を飲み込んでることがあります。このような時は、授乳後しばらく縦抱きにします。それでも心配の場合には、寝かせるときに横向きや少し背中を高くしてみましょう。万が一、赤ちゃんが母乳を吐いた時も安心です。
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大きい乳頭の場合、産後すぐは赤ちゃんの口が小さいため、くわえていてもうまく飲めないことが多いですが、赤ちゃんが飲めない乳頭の形はないと言われています。直接母乳を飲ませる前に乳頭を手による搾乳で柔らかくしましょう。
上唇に乳頭を触れて、赤ちゃんの吸啜反射を利用し、大きなお口を開ける練習をしながら、授乳の練習を根気強く行いましょう。飲めるようになるまでは、搾乳をしっかり行いお乳の分泌を減らさないようにしましょう。
また、直接母乳を飲ませる前に、乳頭を手搾乳で柔らかくして授乳を練習してください。
出産直後の乳輪や乳頭が柔らかいうちから、赤ちゃんに乳頭を含む練習をすることや、楽な哺乳びんの乳首でミルクを飲むことに慣れないうちに授乳の練習をすることも大事です。
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乳頭が短い場合でも、赤ちゃんが大きな口を開けて深く吸啜することが出来れば、母乳をしっかり飲むことが出来るので、お産直後から赤ちゃんに乳頭をくわえてもらうことは、大事です。
乳房をしっかり持ち、赤ちゃんの口元に持っていったら、乳頭を口にちょんちょんと触れてさせてみましょう。赤ちゃんが口を開けたすきにぐっと赤ちゃんを抱き寄せ、乳輪まで深く含ませるようにします。
乳頭が短くても乳輪がやわらかい乳房の場合は、乳輪部を深く含ませるようにすると、うまく飲むことが出来ます。
安易に乳頭保護器や哺乳びんで飲ませると、楽な飲み方や小さな口で飲む癖がついて、母乳を直接飲まなくなり、母乳の出も悪くなることがあります。出来るだけ直接飲む練習を根気強く続けましょう。
どうしても飲めない場合は、スプーンやコップでミルクを補充すると、空腹を満たしながら母乳を飲む練習にもなります。